2017年3月29日水曜日

スワッチの重要性


ゲージを取るためにする試し編み、
「スワッチ」というのを初めて知りました。


正確には、「Gauge Swatch(ゲージスワッチ)」というのだとか。


ボレロのシュラッグ、スワッチを取らなかったのも、
失敗の原因だったような気がします。



あちらこちらのサイトにあるビデオ講習などで、
長年編んでいる熟練者は特に、
スワッチの重要性をとうとうと語ります。

ラベルにゲージが記載されているのに、
なんでわざわざスワッチを?と思うのですが。


中には、「作った後は洗うべき」という人までいます。
面倒くさそう…。


でも、洗った後にどれくらい毛糸に変化が生じるのか、
色落ちがあるかなどなど確認できますし、
一理あると思い、最近は必ずスワッチを編むようになりました。


私の場合、ゲージを取るだけでなく、
試し編みで、糸の感触を確かめたいです。
その毛糸の個性というか、クセも分かりますし。
私と糸との相性もみたいですから。


大物を編むときなどは、無事に完成するように、
毛糸にお願いしないと。


後でどんな糸だったのかわかるように、
作ったスワッチは、ラベルと一緒に永久保存いたします。

2017年3月26日日曜日

ブロッキングとは? 


編み上がったセーター、
昔はそのまま着ていました。

アイロンさえもかけずに、
モコモコとした風合いそのまんま。

まあ、それも味わいといえば言えるのでしょう。


でも、ショールやストールのようなものは、
もう絶対にブロッキングするべきだと思いました。


洗ったりして縮まないの?と心配ですが、
ニットが縮む理由は、繊維同士が絡まりあって、
詰まっていくというか、フエルト状になってしまうからと、
どこかに書いてありましたから、きっと大丈夫。


夫がよく私のセーターを洗って縮めてしまいますが、
北米型の洗濯機でガンガンお任せ洗いして、
そのまま乾燥機に入れてしまうのですから、
ただ洗うだけの倍くらい、激しく縮んでしまうのでしょう。


今回、ブロッキングをするために、
子どもの遊び場用クッション床材を買ってみました。

手洗いしたショールをこれにピンで刺して、
乾かしました。





ピンの頭が小さすぎなのか、親指に刺さって痛い! 笑
これは何かワザの習得が必要でしょうか。
次回はガーデニング用の手袋をしてみますかね。


自然乾燥で大丈夫かと思いますが、皆さんどうしているのでしょうか。

洗ったショールは、大きさを整えられて、
まっすぐに伸びた気がします。


2017年3月23日木曜日

ジャコウウシの毛糸とモヘアの2本どり



カナダは極寒の地ですが、
その寒さのおかげで手に入る毛糸があります。

Musk Ox(ムスコックス)というバッファローみたいな大型の動物で、
日本語では「ジャコウウシ」というそうです。
そのウシの毛で作った毛糸が「Qiviut(キヴィアック)」。
繊維業界では、最高級と言われる南米の「ビクーニャ」のように、
とても暖かい繊維なのだそうです。

ジャコウウシの毛糸を製造している会社が、ケベック州にあります。

Cottage Craft Angora


昨年、キヴィアックにシルクと羊毛をミックスした毛糸を購入しました。
春用のショールにぴったり?と思い、急に編みたくなりました。
とても細い毛糸なので、モヘアと2本どりです。

段染めの毛糸ですが、同系色のグラデーションなので、
編み上がりが楽しみ!

春までにできるでしょうか。

2017年3月20日月曜日

アメリカから毛糸を買わない理由



いろんなサイトの広告がネットにバンバン現れて、
ついクリックして見入ってしまいます。


隣国アメリカベースのサイトは、
当たり前ですが米ドルでのお値段表示。

私が購入する際は、カナダドルに換算しての決済になります。


これがかなりクセ者なんですよね。
カナダドルって、対米ドルのレートがとても低いんです。
なので、米ドル表示のものには25%くらい上乗せして考えないといけない。
例えば1かせ10ドルの毛糸だったら、カナダドルでは12.5ドルです。



あるサイトに、とても良い色で柔らかそうな糸があったので、
ついカートに入れてしまいました。

その後、送料や手数料などのページを読んでいるうち、
ああやっぱりアメリカからは買うのはよそう、という結果に落ち着きました。

それというのも、
 1 たくさん買っても送料無料にはならないこと、
 2 カナダの消費税が加算されること、
 3 さらに手数料がかかること。

強い米ドルのせいで割高な買い物になる上に、
これらの諸費用が加算されると、最終的に支払う金額が
とんでもないものになってしまいます。


カナダの消費税は、州によって課税されない場合もあるのですが、
私の住むオンタリオ州は、州税と国税の両方(13%)が加算されるのです。


同じような価格の糸をアメリカから買うなら、
カナダで買った方が地元の経済活性化の一助にもなるわけですし。


アメリカの毛糸販売サイト、今後は覗くだけにします。


2017年3月17日金曜日

かせくり機を自作する



在庫処分価格で衝動買いしてしまった毛糸、
カセの状態でした。



椅子の背もたれなどに渡すか、
自分の足に引っ掛けて、毛糸玉にしていくしかありません。



昔、祖母が持っていたカセくり機と玉巻き機を思い出し、
カナダにもないかと思って、探してみました。


カセの状態の糸は、「Skien(スキーン)」というのだそうです。

かせくり機は「Knitting Swift(ニッティング・スウィフト)」といい、
こちらでは蛇腹式で木製の「アンブレラ」タイプが多いです。

玉巻き機は「Ball Winder(ボール・ワインダー)」。



どちらも毛糸の専門店にあるのですが、結構なお値段。
両方買うと、200ドル近くが飛んで行ってしまいます。

道具にそんなにお金をかけるなら、毛糸を買いたい…。

今後も常時カセの糸を買うかどうかも分からないしと、
迷っていたら、夫が造ってくれました。
かせくり機!





切り落とした角材(2X6)の上に、
穴を開けた薄板を2枚置いてネジで止めたもの。

後は、糸束の長さによって丸棒の位置を変えればいいのです。


至ってシンプルですが、これがとーっても良いのです。
アーミッシュの人たちも、似たようなのを使うそうですよ。


玉巻きは、ラップの芯に手で巻きつけます。
毛糸の状態を手で触って確認できるのと、
柔らかい毛糸の風合いを楽しめるので、
玉巻き機で一気に巻くより好きです。


お陰でカセは全て玉になりました。
そして巻いた糸、中心から出てくるので転がりません。


***

追記:実際に使って巻いている動画を撮りました。
   2分ちょっとのあたりでひっくり返しており、裏側が見られます。




追記2:ようやく動画に撮りました、かせくり機。ご参考になればと思います。







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2017年3月14日火曜日

第9作 シュラッグ(ボレロ)


ベストみたいなボレロをどこかのサイトで見て、
作ってみたくなりました。


一目ゴム編み、二目ゴム編みをひたすらまっすぐに編んで、
端を縫い閉じれば出来上がりというのです。





手描きの図案があったのですが、
本当に?というくらい簡単なもの。


確かに簡単でした。


でも、なんだか着ていると引きつれるような感じがして、
私にはこのシュラッグ・ベストは無理かな〜と思います。





イタリア製のメリノウールで、
とても柔らかい手触りの毛糸です。

生成り、サーモンピンク、ベージュグレーのトリコロールで、
糸としてはとてもキレイで素敵なのです。

でも、段染めの糸というのは、
編んでみると色の出方が想像していたのと違う…。


というわけで、解いてしまいました。
いつか、何かステキなものが編めることに期待して。



2017年3月11日土曜日

毛糸の再生 


一度編んで解いた毛糸というのは、
インスタントラーメンみたいに縮れていますね。


違うものに編み直すためには、
なんとかしないといけません。

むかーし母に「蒸せばいい」と教わりました。

実際にやってみたことがなかったので、
本当にただ蒸せば良いの?と思って半信半疑。



ネットで調べたら、
やっぱり蒸せば良いのですが、
糸を蒸気にくぐらせる、と表現すればいいでしょうか。

私は一度にドサっと蒸し器に入れて、
ガンガン蒸気に晒すイメージを持っていたのですが、
どうやら違うようです。


もしくは、ヤカンの口に専用の筒状器具を付けて、
くぐらせながら糸巻きで巻いていく感じ?

でも、いきなり巻いてしまうのって、まだ乾いてない気がしますけど。

毛糸の再生にはあの器具が一番合ってるような気がして、
とっても欲しいんですけど、どこに売っているのやら…。


ヤカン用の専用デバイスの代わりに、
手持ちの古い鍋を使うのも一案だと思い、試してみました。
ちょうど蓋に2つ穴が空いているので、
1つは入り口、もう1つは出口にして、毛糸を通します。

大きさを調節できるスチームトレイといえば良いのでしょうか、
これを逆さにしてお鍋に入れます。
高さ調節のため、底に割り箸を入れました。

以下、一連の作業の写真です。



解いたら、こんなにクルクルです。



蒸し器を逆さにして鍋に設置。突き出している足が、鍋の蓋に接触するようにします。




左の穴から入れて、右から引っ張り出します。



適当な台がなかったので、ザルもボウルも床に置きました。




スチームに晒された後の糸をザルに盛り上げ、
風通しの良いところにしばらく置いてから、巻きました。


こうやって書き出してみると、
何もこんなに面倒なことをしなくても、
古いヤカンの蓋を外して、毛糸を蓋側から口へと
くぐらせるだけで良かったのかも…とも思いますが。



洗うのも一案かなと思ったのですが、水につけてしまうと、
脱水と乾燥が大変かもしれません。

或いはスチームアイロン?とも思うのですけれど、
適当な台を思いつきません。
少量なら、一般的なもので大丈夫かもしれません。
でも、アイロンから出た蒸気がどんどん水になって、
周りがビショビショになりそうな気がして…。


また何か解いたら、違う方法を試してみましょう。


同時に、アンティーク屋さんで毛糸再生用の専用器具、
探してみようと思います。


ちなみに「縮れてしまった毛糸」は英語で、
Crimped yarn(クリンプト ヤーン)と言うのだそうです。
口語では、Kinked(キンクト)というのをよく聞きます。


2017年3月8日水曜日

第8作 春のネックウォーマー


初めて英語のパターンに挑戦して、
カウル(ネックウォーマー)を編みました。


輪針で編む、筒状のものです。
少し波になる模様で、良い感じのデザイン。
細い糸は、繊細な印象で素敵です。




10目でひと模様という単純なものなので、
なんとか解読して編めました。

でも、首から離れているネックウォーマーって、
ちっとも暖かくないですね…。

モヘアと2本どりとかだと良かったんでしょうか。


ふんわりとした感じは良いのですが、
全然実用的ではありません。


なので、写真撮ってからほどきました。

せっかく編んだけど、役に立たないもの、
持っていたくない気がします。


2017年3月5日日曜日

毛糸を計る 


両端に同じ色の毛糸を編み込んだショールにしようと思って、
1玉を二つに分けることにしました。


長さを計ることも考えましたが、
かなり面倒くさそうなので、
重量を計ることに。


人生で初めて、キッチン用のデジタル計量器を買いました。
ケーキ作りには買わなかったのに。笑


小数点以下1桁までの表示です。


できるなら、2桁までのものが良かったですが、
倍以上のお値段でした。
モヘアなどの軽い糸を少量だけ計る時など、
小数点以下2桁はないと、正確に2分できない気がして。






何れにしても、キッチンでも大活躍です。

買って良かったデジタル軽量器!


2017年3月2日木曜日

第7作 透かし編みのマフラー



外はまだ雪で真っ白ですが、
そろそろ春物に取り掛かりたくなってきました。

モヘアの糸で、透かし編みに挑戦です。

金のラメ糸が入った、白、黄、茶のモヘア。
全部を続けて編み、マフラーに仕上げるというものですが、
フランス語の編み方が解読できないのです。
もう何年も前に、パリの手芸屋さんで発作的に購入したのでした。


なので、これまたYouTubeで拾ったチュートリアルで
作ってみました。







減らし目と増やし目の辻褄が合わなくて、
作り目した目数と、伏せ止めした目数が違います。
そんなことで大丈夫なのでしょうか…。


見た目が涼やか過ぎて、秋口にしか使えない?


解こうかな…と一瞬迷いますが、
モヘアは毛足が長くて扱いにくそうなので、
このまま使おうと思います。


広瀬さんのチェンネル発見

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