2017年8月29日火曜日

「ニット電卓」をゲットできない!


先日編み上がったセーター、
太めの毛糸を選んだため、
ゲージが大幅に狂ってしまいました。


本当は、こんな感じなはずです。

「薄手のセーター」のはずだった…


まあ直線だから、
なんとか自分で計算できますが。


それでも一応、
探してみたんです。

段数目数を計算してくれるような、
便利なアプリはないものだろうかと。

英語のなんてあるわけないよね〜、
私、英語は苦手なので、
あっても使いこなせないですし。



で、日本語で探したら…。

ありました!

ハマナカの「ニット電卓」、
素敵なアプリじゃありませんか!

さすがは日本の会社!
過去の苦い経験、一気に吹き飛びました。笑


拙宅に iPhone はありませんが、
iPadもiPod touchにも対応…とあったので、
サクッとゲットして使ってみよう!と思ったのです。


が、どのデバイスで何度試しても、ダメ。


どういうことかというと、
アプリの取り扱いをしているのが日本のiTunesストアで、
日本の住所と、日本の金融機関(が発行したクレジットカード)情報が要るのです。

それって結局、「ニット電卓」アプリは
日本在住者しかゲットできないってことでしょうか。


拙宅のMacはカナダのiTunesストアに対応なので、
必要情報はカナダベース。
日本のストアにどうやって登録すれば良いの?


詳しく説明してくれているサイトを見つけて、
手順通りにやってみたんですよ。

でも、日本のiTunesストアからは梨の礫。

基本、1個人に1iTunesストアが原則なのでしょうか。


他のハマナカのアプリは、
サクッと入れられただけに、
余計に不思議な気がします。





ぜひ、全世界対応アプリにしていただきたいです。
英語版も作って、そっちは販売されたら良いのにと思います、はい。


2017年8月26日土曜日

色が好きで買った糸


ベビーブルーというか、
白に水色のグラデーションの毛糸!
とイメージして、毛糸屋さんへ行ったのですが。

大人用のセーターで、
そういう色ってムツカシイ…。


でも、店中探して、やっと見つけました。

激安だったので、
これはもう廃盤の糸なのかもしれません。

Patons の「Denim-y」というのです。



太いな〜とは思ったものの、
とにかく安かったので買いました。笑

時々こんなイボみたいな塊あり。繊維を網で包んだ感じ…


編もうと思っていたデザインはもともと、
透し模様で、薄手のセーターのはずなんですが。

太い糸なので、
縦の模様編み、
本来5つのところ、たった3つです。笑


雄鶏社『ブラック&エクリュ』から


でもまあ、割といい感じに仕上がった気がするので、
これで由といたしましょう。


それにしても、先のセーターが乾くのを待つ間、
一気に編めてしまいました。

猫がいなくなって、
気を紛らすにはちょうどいいかも?という編み物。
でも、適度に誰か邪魔してくれてないと、
座りっぱなしで疲れます。




コットン、ウール、ナイロン混紡ゆえ、
秋&春の普段着用に最適でしょうか。
急に気温が下がってきたカナダ、もう来週からでも着られそうです。



2017年8月23日水曜日

秋のセーターを「メリノ」ウールで


今月初めから編み始めたセーター、
とじはぎもサクッと進めることができました。

本の指定通り、「引き抜きとじ」をしたのです。

すごく楽でビックリ。笑

伸縮性もありますし、
引き抜きとじって侮れません。


太い毛糸だから、厚くなって邪魔かなと思い、
糸を半分の細さにして試してみましたが。

細くなると逆に目立ちます。

なので、そのままの太さで使いました。

キレイに仕上がって、
夫から賞賛の言葉を目一杯もらいました。

ウエスト部分が、
とてもいい感じにくびれています。


ウエスト部分、前後身頃とも10目減らして10段編みました


それにしてもこの糸、
信じられないくらい伸びましたよ。

スワッチの時に洗ってビロ〜んと伸びたのを思い出し、
本の目数通りに編みました。


編み上がり後、洗ってみたら、
ぴったりサイズです。


でも…、
着るかな私?という重さ!
本当に暖かい?という疑問も。笑


全然ケバ立たず、
肌触り良く、
色も良い。

なかなかポイント高いですけど、
どーも好きになれない「Rowan」の毛糸、
「super fine merino aran」。

ネットの表示では、
「100% Merino Wool」とありました。

「メリノ」というのは、ウールの中でも、
「繊維が細く長く、しなやかで柔らかい」
メリノ種の羊の毛だそうで。




ラベルには「Wool 100%」と記載がありますが、
こういった人工的な手触りの加工毛糸、
相応な名称を付けて頂きたい!

ネットの写真で見ただけでは、
手触りまでは分かりませんし。


編みながら、どんどん割れてしまうのにも泣けました。
老眼で苦労している上に、
割れて残された細い糸が、
浮きだっているのを見つけた時の脱力感…。




実はローワンの他にも、
同じように「メリノウール100%」表示の糸を買い、
同じように人工的な感触の毛糸なのです。

チクチクはしないけど、
ウールらしさが感じられない…。

セーターってやっぱり、
軽くて「毛」の風合いが感じられて、
暖かいことが絶対条件だと思うんですよね。


余力があれば、
違う毛糸で同じ作品を編んで比べてみたいですが、
そこまでする気力がもうありません。苦笑





2017年8月20日日曜日

TWIST ファイバーフェア


19日、20日の週末は、
ケベック州の田舎町 Saint-André-Avellin にて、
繊維関連のイベント『TWIST』があり、
珍しく夫と一緒に行って来ました。





オタワからは車で1時間ちょっと。
モントリオールからも、小一時間でしょうか。


なんでまた、あんな田舎で?
と思うのですが。
毎年恒例のイベントとかで、すごい人出でした。


会場入り口付近にて。ここまでする?という… 笑


体育館みたいな所に、
たくさんのブースが設営されてます。
どの会社も糸(繊維)関連の製品ばかり。


会場に入ってすぐ目の前、
一番目立つところになんと!
オタワの「wabi sabi」が陣取っていましたよ。
知名度、高いんですね。
一度くらいは、オタワのお店も訪問しないと。苦笑





フエルト手芸(絵画)の実演や、
かぎ針編みの講習があったりと、
毛糸やお道具を買うだけでなく、
無料の講習会に参加できるのはお得感がありますね。



この会場の他にも、
地元のB&Bを会場にした、
有料の講習会が幾つもありました。

かなり心が動いたのですが、
行きたい!と思った講座はすぐに満杯。
見つけた時に素早くアクションを取らないとダメですね。



キヴィック毛糸の会社 Cottage Craft Angora も、
ブースを出していましたよ。



夫が興味深げに見入っていたのは、
やっぱり機械的な、こんなもの。


横糸は自分で渡すのですが、
コンピュータに繋がっているので、
織り込み模様のための作動は、
機械が自動的にやってくれるのだそうです。


印象的だったこの方:

 建築資材ですか?という太い編み針を使って編んでいました


そして、一人デモンストレーションをしていた彼女も。

フエルト手芸のブースにて制作中でした




全体的な印象として、マルチカラーの毛糸、
しかもソックヤーンが多かった気がします。
靴下を編むのって、流行りなんでしょうか?


来年まだ編み物していたら、
また行ってみたいです。





2017年8月17日木曜日

どんな毛糸が好きですか ?


そろそろ夏も終盤、
もう2週間もすると新学期が始まるカナダです。


本格的に冬糸で編み物をするには、
まだちょっと早い気もしますが、
すでに長袖を着ています。

冬が長くて寒いカナダですから、
薄手で暖かい冬物を作りたいです。


先日来編んでいたローワンの毛糸、
パーツは編み終わりました。

洗ったら、ビロ〜んと伸びて、
なかなか乾きません。


上が編み上がり直後の袖、下が洗濯後



苦手の綴じ付けですが、
頑張って完成させようと意気込んでいるのに、
まだかなまだかな〜状態。笑


待っている間に、次のセーターに着手してしまいました。
それももう前後身頃が編み終わりそうですが、
まだ生乾きな感じです。

肌触りは良さそうですけど、
本当に暖かいかどうか…。
こればかりは、
着てみないと分かりません。


ふと、
じゃあ 一体私はどんな毛糸で編みたかったんだろう?
と自問してみました。


やっぱり、モヘア混? 苦笑

しかも、シルクの混ざったモヘアの毛糸が、
暖かくて良いのでは?と思います。

シルク特有の、じわ〜っとくる暖かさ!
そしてツヤ。

そういう毛糸を秋中に探して、
セーターを編みたいです。


秋は毛糸の新作も出ますし、
セールより、新しい毛糸の入荷が楽しみな私です。
 

2017年8月14日月曜日

母のミトン 


昔々、まだ私が小学生だったころのこと。

冬の朝、私は家の外で妹たちを待っている…。


まだまだ本格的な冬の寒さではなかったものの、
寒さで手が凍りそうでした。

引き戸は開いているのですが、
母は家の中にいて、
急にかぎ針編みを始めたのです。

母が編み物をする姿というのは、
それまで一度も見たことがなかったので、
一体何を始めるのだろうかと、
子ども心に驚いたし、とても不思議でした。

水色の、とても太い毛糸だったのを覚えていますが、
そんな色の毛糸がなぜ、家にあったのかも不思議です。


母は私のことなどお構い無しに、
ザクザクと編み、
みるみるうちに、
手袋が出来上がりました。

あれは松編みだったのでしょう。

大きさを確認したら、
母はもう片方をもっと早く編み上げました。

登校前に妹たちが身支度をする間、
ほんのいっとき、15分ばかりのことです。



父の仕事を手伝って忙しく、
家のことは全て祖母任せだのに、
ふと急に、私の手袋を編み上げる母は、
超人のようだと思ったのでした。


子どもの手だから、
サイズだって小さくて、
手袋くらいすぐに編めるのかもしれません。

後にも先にも、
母が私に何かを編んでくれたのは、
あの時だけ。

なぜか今も鮮明に覚えているのは、
たった一度きりだからこそでしょうか?



戦争で父を亡くし、
長女だった母は稼ぎ手にさせられ、
進学できずに就職。
昼間は繊維会社の事務、
夜は家でベビー服を編んで、
勤務先近くのデパートへ納品していたのだと、
ずっと後になって聞いたことがありました。

編み物は苦労した証だから、
結婚後はやめたのかもしれません。

そんな母が、一瞬だけ昔に戻って、
私にミトンを編んでくれたのでした。

あれ、どうしちゃったのかなあ…。
今でも、家のどこかにあるのかなあ…。



そんなことをつらつらと思う母の命日に、
猫が逝ってしまいました。

あの世で母は、
さみしい思いをしているのかもしれません。

猫より犬の好きな母だったけれど、
私の愛猫、可愛がってほしいと思います。



2017年8月11日金曜日

秋物に着手 & セール情報


近所の野原は、すっかり秋の気配を感じるようになりました。
日差しはまだ強いですが、朝夕は肌寒い…。
カナダの夏は、もうすぐ終わりです。

毛糸を編むのって、この時季が一番いいかもって思います。
寒さで手がかじかむこともなく、
明るい光に溢れ、
日が長いから編み時間も長くとれる。


買いだめしたアランの毛糸で、スワッチを作ったら、
止まらなくなりました。笑

片袖を編んでみて、嫌ならやめようっと思ったのですが。

すでに両身頃半分くらい同時進行中。苦笑





志田ひとみさんの『クチュールニット』から、
まずは簡単そうな模様のセーターを選びました。

表と裏の編みが微妙に違うので、
気をつけないとたくさん間違ってしまいます。

でも、縄編みの裏側になって隠れる部分も多く、
ひょっとしたらたくさん間違って気づかずにいる可能性大。
とにかく完成を目指して頑張ります。


そうそう、ウールタイムは今、夏の大バーゲンセール開催中です。
初日に行ったら、レジ待ちに長蛇の列。
「テントセール」と告知していたので、
お店の前にテントがあるのかと思ったのですが、
ありませんでした。苦笑
8月19日(土)迄、13日(日)はお休みです。



2017年8月8日火曜日

編み物の英語


編み方の英語ではなくて、
日常で使われる単語をいくつか。


一番分からないのは、「frogging」。
frog はカエルですが、
編み物と何の関係が?

カエルがぴょんぴょんと跳ねているみたいだからでしょうか?
分かりません。

frogging というのは、
「ほどく= undoing stitches」なのだそうです。



次は、UFO。
普通だと、未確認飛行物体(Unidentified Flying Object)ですが。
「編みかけの作品 = unfinished object」なんですって。



これらは編み物用語なので、例え英語のネイティブでも、
編み物をしない人には分かりません。
ちなみに夫は知りませんでした。


ニッターにしか分からないジョークを1つ。
「What do you get if you cross a sheep with a kangaroo?」
(カンガルーと一緒に羊を越えると、何をゲットできるか?)

と言われて何と答えるか。

ん〜。これは難題…。



以上の全て、ビデオクリップで紹介されていたものです。
ロンドンの街角インタビューで、道ゆく人々に聞いたもの。

先の問いの返答は、
「Wooly jumper!」

jumper って、セーターのこと?

私には絶対無理なお答えでした。




英語の字幕付きなので、英語の勉強には持って来いなビデオ教材かと思います。



2017年8月5日土曜日

ビクーニャの毛糸、見つけました  


ビクーニャの毛糸を販売している会社を見つけました!

Illimani Yarn

モントリオールにあるんです。
灯台下暗し?


ビクーニャ(vicuña)の毛といえば、
毛織物に使われる材料だと思っていましたが、
毛糸にもなっているんですね。


お写真、フランス語 Wiki からお借りしてます



アルパカより痩せ型で、可愛い〜!

ラクダ科の動物なのですって。

あんな大きいのと一緒にしても良いのでしょうか?笑
きっと「偶蹄類(足先が割れている哺乳動物)」として、
一括りになっているのでしょう。


そういえば、中国の奥地にも、
高級繊維として体毛をとる長毛のラクダがいると、
テレビでレポートしているのを見たことがあります。
ロックンローラーみたいな風貌をした、
ウルトラ長毛の不思議なラクダでした。



それはさておき。

ビクーニャの毛は、
カシミアよりも1本あたりの毛が細く(1/100ミリ)、
しなやかで光沢がある栗色。

マフラーなどにするのに最適な感じですね。


天然繊維の最高峰に位置づけられていて、
繊維の宝石であり、アンデスの黄金?
インカ帝国時代には「神の糸」とも呼ばれたとか。

私のイメージ的に、
アルパカやビクーニャといえばペルーですが、
アンデス地方の数カ国(ペルー、チリ、ボリビア)が生息地のようです。


ビクーニャのコートなどは実際、
毛皮より高価だったりするんですよね。
それだけ希少価値が高いということでしょうか。


それというのも、毛の刈り入れが、
政府によって制限されているんですよね。
確か2年ごとだったかと。
しかも、特定の人たちだけに許されている。


想像ですが、刈るというより梳く感じかと思います。

くだんの中国のラクダ君の毛、
大きな櫛で梳いていましたから。


南米に行く予定は全くありませんが、
ビクーニャの毛の刈り入れを見られたら最高です。



2017年8月2日水曜日

ちあぱい100個できるかな 


先月は結局、ちあぱいばかり作っていました。
旅行中も、車中で編み編み。

折り返し地点の目数確認だけでいいので、
ポータブルニッティングとしては、
最高の位置づけではないかと思います。


夫が呆れて、

「一体いくつ作るつもり?」

と聞いてきたので、

「とりあえず100個くらい?」

と切り返すつもりでしたが。


他の物も編みたいので、

「ん? これで最後」

と。


それからもまだまだ編んでいますけど。笑

あとは10月のピンクリボンまでの間に、
コツコツ編み溜めていきましょう。

何かイベントがあったら、
現場で糸を買って編んでみたいです。


本当に楽しいんですよ、ちあぱい作りって。

4本針の場合、針から針へ移動する時に、
気をつけないと糸が伸びてしまいますよね。
でも、ちょうどその伸びた分の糸で増し目すれば良いので、
4本棒針の練習にはもってこいなのです。

靴下を編むのが下手でも、ちあぱいは上手に編めますよ。

そうそう、お礼のカードを頂きました。
また送りますよ〜。



広瀬さんのチェンネル発見

YouTubeのお薦めに、 広瀬光治さんの動画が上がってきました。 『広瀬光治のあみものワールド』 即見です。笑 なつかしい〜! 初回のライブ配信では、 ご自身の経歴を話されていて、 初めて伺うことばかりで、聞き入ってしまいました。笑 『おしゃれ工房』の話もされています。 番組名...