2018年4月26日木曜日

コットンヤーンあれこれ

ちあぱい50組を作り終わり、
ちょっと燃え尽き症候群かな?という今日この頃。

やっと、日陰に残っていた雪の残骸も消え去り、
気温も上がってきました。
いよいよ庭仕事をする季節です。

燃え尽きるタイミングとしては最高? 笑

でもまだ庭にはクロッカスしか咲いてないですし、
お花や木の苗を売るガーデンセンターも準備中なので、
今はひたすら昨年秋の落ち葉の掃除。

作業がひと段落したら、また何か編みましょう。



私がちあぱいを作り始めて、もうすぐ1年でしょうか。

4本棒針の使い方から習うという、
まさにゼロからのスタートでした。

左右のちあぱいの大きさが揃わなかったり、
糸が途中で足りなくなったりと、
本当に編み直しが多かったです。

たくさん作った分、
いろんなコットンヤーン(木綿糸)を知ることができました。

米国のノッカースのサイトに推奨糸のリストがあるのですが、
カナダのノッカースは、あまり厳しく指定していません。
キャスケード糸希望とは言っていますが、
「シルケット加工(mercerised)されていれば可」と。

なので、できるだけいろんな会社のコットンヤーンを試しました。


ローワン(Rowan)、
パトン(Paton)、
キャスケード(Cascade)あたりが始まりだったでしょうか。

その後、
シルダー(Sirdar)、
ウエンディ(Wendy)、
キングコール(King Cole)、
ペイントボックス(Paintbox)、
の糸で編みました。

同じDKサイズの太さの糸でも、
微妙に太さが違うのにはビックリです。

残り糸をあれこれと工夫して、
数段だけ色を変えてアクセントにしたりするので、
当然ながら糸の太さは揃っていて欲しい。

最初は、いつも購入するサイトの情報を信用していたのですが、
あまり当てにできないのが分かりました。

覚え書きとして、ブログに残しておこうと思います。


***


ローワンとキャスケードはだいたい同じくらい。
でも、ローワンはやたらと糸の結び目がありました。
ひと玉50gで、結構なお値段の糸。


パトンは細めですが、色もきれいでクオリティが安定しています。
唯一、手芸店マイケルスでも買える糸です。
(マイケルスではパトンの木綿糸はいつもセール対象外ですが、
 定価からの割引券が使えるのが魅力です。笑)


キングコールのギザは、パトンよりさらに細い!
これはDKじゃないでしょう?という細さです。
かぎ針編みにするにしても、かなり細いです。


シルダーは、キャスケードより若干太め。
ずっしりとした存在感のある糸です。
自分の服を編むなら、断然これ!と思う糸。


ウエンディは、シルダーよりさらに太い。
色が他社より白いのが気になります。
クリーム色を買ったのに、真っ白…。


ペイントボックスは、色が豊富です(56色)。
ふっくらした手触りの糸ですが、
引っ張ったらちぎれるんじゃないかと心配になる柔らかさ。笑
ウエンディと同じくらいの太さなのですが、
ヨリがあまい感じなので、かなり風合いが違う印象です。


個人的には、やっぱりキャスケードが好きですね。
肌触りよく、編みやすい糸です。
出来上がりが柔らかい!
色の選択肢が一番多いです(68色)。
ピーマコットン100%だそうで、柔らかさと強さを兼ね備えた、
ちあぱい作りには最高のコットンなのでしょう。
ノッカースがイチ押しの糸なのは当然?


以前は、いろんな肌の色のちあぱいを編みたいと思っていたのですが、
ナチュラル(オフホワイト)が一番リクエストが多い色なんだそうです。


左から、キャスケード(ピンクと白)、ローワン(茶)、
パトン(白とピンク)、シルダー(グレーとベージュ)



これからの時季、コットンヤーンで夏物を編む人が増えるでしょうか。
糸選びの参考になればと思います。



2018年4月22日日曜日

手編みの猫用おもちゃ


お庭のクロッカスが、やっと咲きました。
チューリップはまだまだですが、
長い冬が、ようやく終わった感じです。

ちあぱいは既に袋詰めも終わり、
ちょっと燃え尽き気味。苦笑


何か小物を作ろうと思って、
猫のおもちゃを作ってみました。

先端の円球には、鈴入りのプラスチックボールが入っています。

最初、球状に編んだ中には綿とマタタビを詰めようかと思ったのですが、
マタタビはこぼれ出るかなと思ってやめました。


本当にこれで遊ぶ? 笑


ドアノブにかけられるように、編み終わりは輪っかになっています。
人間の手首にかけて、猫を遊ばせてもいいかも。

木綿と麻が半々になった、並太程度の無着色の糸を使いました。
編み針は、6号(3.5ミリ)。

輪にする作り目で、1段目は細編み6目、
2段目は全部の目で増やし目して、
3段目は1目おきに増やし目、
4段目は2目おきに増やし目、
5段目は3目おきに増やし目。
6段目は、増減なし。

糸の太さにもよりますが、私はここで半分でした。
後半は、中長編みです。
7段目は中長編み、鎖編み、中長編みと、1目飛ばしに編みました。
8段目は、編み針を1号細いものに下げて同じ。
そろそろ狭くなってくるので、途中でボールを入れて9段目に進みます。
9段目は、中長編みだけで1周(鎖目は編まない)。
10段目で2目一度の減目、一気に閉じてしまいます。


続けてヒモ部分を鎖編みして(125目)、
ドアノブにかけるループ部分も作ってしまいます。
ループ部分は中長編みで、手首にするっと入るくらいの長さ。

その後のねじねじ部分は、鎖編みのそれぞれの目に3目づつ細編みをします。
どんどんスパイラルになって、クルクルとねじれていきました。
思ったほど難しくなくてよかった〜。


残念ながら、よその猫ちゃんへのプレゼント用です。
喜んでもらえると良いんですけど。


拙宅の猫は、音の出るもの、
球状のものには、反応が悪いので、
サクッとこんなのを編んで進呈しました。
冬の間の運動不足解消にはいいですが、
もう雪もすっかり溶けたので、次の冬まで使わないかも。笑


目とか耳とか、全て省略。笑



もう一つ、「けりぐるみ」を作りたいのですが、
それにはマタタビを入れたいので、
手編みではなく、布で作ろうかと思っています。

最適な大きさってどれくらいでしょうかね?

お魚とかがプリントされている布が欲しいんですけどね。
カナダって、なかなか「これ!」と思えるような布地がありません。
大型の布地屋さんにも行きましたが、どうもイマイチ。
日本は毛糸も布地も本当にいろんな種類が豊富にあって、
羨ましいことです。

そうそう、チャコペーパーが欲しかったのに、
なぜかカナダにないんですよ!
仕方なく日本からお取り寄せです。

そもそも「チャコペーパー」は英語ではなくて、
説明しようと思うと、
「ドレスメーカーのトレーシングペーパー」
みたいに言わなくてはいけません。
カナダ人、チャコペーパー使わないの???


以前接着芯を探した時もそうですが、
日本だと芯の生地の色が豊富で、
厚さもいろいろあって貼り付ける布に合わせて選べるのに、
カナダにはないんです。
やっと見つけたと思ったら、
不織布の白のみ。

結構自分で縫い物する人って多いと思うんですけど、
材料が限られているのはなぜでしょうかね。
不思議です。


ともかく。
猫のおもちゃ製作記録でした。


2018年4月14日土曜日

スペシャルちあぱい - Cheer Knockers


北米では「ちあぱい」を「ノッカース」と言うのですが、
「Knitted Knockers」という団体名を聞くまで、
ノッカースが公然と使える単語だと知りませんでした。

俗っぽいというか、男ことばというか。
人前で使って良い単語の部類になかったのです、私の中で。苦笑

ティッツ(tits)、ブーブス(boobs)、ラック(rack)とか、
よく耳にするけど、どーよそれ?と思うもの多いです。


それと比べると、「ちあぱい」って、
なんて素敵なネーミングだろうと思います。

「チアー(cheer)」と「おっぱい」が合体して、
「ちあぱい」。

cheer=応援する、元気付ける、勇気付ける、声援(する)。


私も「Cheer Knockers」を作ってみました。 

いつも私が編んでいるのは、
インナーとしてブラへの詰め物ですが、
視点を変えて、アウターとして作れば?

ふとそんなことを思って試作してみたのが、これ。





術後の人を応援したいと思った入魂の一作!

イベントへのアイデア品なので、
お花やら蝶々やらが盛り盛りです。笑


幾ら何でもこれを実際にはつけられないですが、
脇は見えなくしてあるし、
飾りを減らせば、十分使ってもらえるんじゃないかなと。

もっと安定するように、
太い肩紐と、胴回りも編んだら尚良し?

いろいろとアイデアが浮かぶので、
周りに使ってみてくれる人がいて、
率直なところを聞たらいいんですけどね。

まずはイベントに持参して、
いろんな方に知って頂きたいです。


広瀬さんのチェンネル発見

YouTubeのお薦めに、 広瀬光治さんの動画が上がってきました。 『広瀬光治のあみものワールド』 即見です。笑 なつかしい〜! 初回のライブ配信では、 ご自身の経歴を話されていて、 初めて伺うことばかりで、聞き入ってしまいました。笑 『おしゃれ工房』の話もされています。 番組名...