一度編んで解いた毛糸というのは、
インスタントラーメンみたいに縮れていますね。
違うものに編み直すためには、
なんとかしないといけません。
むかーし母に「蒸せばいい」と教わりました。
実際にやってみたことがなかったので、
本当にただ蒸せば良いの?と思って半信半疑。
ネットで調べたら、
やっぱり蒸せば良いのですが、
糸を蒸気にくぐらせる、と表現すればいいでしょうか。
私は一度にドサっと蒸し器に入れて、
ガンガン蒸気に晒すイメージを持っていたのですが、
どうやら違うようです。
もしくは、ヤカンの口に専用の筒状器具を付けて、
くぐらせながら糸巻きで巻いていく感じ?
でも、いきなり巻いてしまうのって、まだ乾いてない気がしますけど。
毛糸の再生にはあの器具が一番合ってるような気がして、
とっても欲しいんですけど、どこに売っているのやら…。
ヤカン用の専用デバイスの代わりに、
手持ちの古い鍋を使うのも一案だと思い、試してみました。
ちょうど蓋に2つ穴が空いているので、
1つは入り口、もう1つは出口にして、毛糸を通します。
大きさを調節できるスチームトレイといえば良いのでしょうか、
これを逆さにしてお鍋に入れます。
高さ調節のため、底に割り箸を入れました。
以下、一連の作業の写真です。
解いたら、こんなにクルクルです。
蒸し器を逆さにして鍋に設置。突き出している足が、鍋の蓋に接触するようにします。
左の穴から入れて、右から引っ張り出します。
適当な台がなかったので、ザルもボウルも床に置きました。
スチームに晒された後の糸をザルに盛り上げ、
風通しの良いところにしばらく置いてから、巻きました。
こうやって書き出してみると、
何もこんなに面倒なことをしなくても、
古いヤカンの蓋を外して、毛糸を蓋側から口へと
くぐらせるだけで良かったのかも…とも思いますが。
洗うのも一案かなと思ったのですが、水につけてしまうと、
脱水と乾燥が大変かもしれません。
或いはスチームアイロン?とも思うのですけれど、
適当な台を思いつきません。
少量なら、一般的なもので大丈夫かもしれません。
でも、アイロンから出た蒸気がどんどん水になって、
周りがビショビショになりそうな気がして…。
また何か解いたら、違う方法を試してみましょう。
同時に、アンティーク屋さんで毛糸再生用の専用器具、
探してみようと思います。
ちなみに「縮れてしまった毛糸」は英語で、
Crimped yarn(クリンプト ヤーン)と言うのだそうです。
口語では、Kinked(キンクト)というのをよく聞きます。
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