2017年12月30日土曜日

2017年、編み目総計


編んではほどき、
湯のししてはまた編み、
今年は本当にたくさん編んだと思います。

合計で、一体何目編んだのかしら?
セーターを何着、というのではなく、
全部で何目くらい編んだのかなあと。笑



冬の間、幸か不幸か体の自由がきかないせいで、
編み物を復活、熱中することができました。


本当に久しぶりの編み物、作り目はできるものの、
それからどうするのか思い出せるのかと心配でした。
でも、手が覚えているというか、割とサクサク進めました。


常に自分の中で、
誰かに教えてもらいたい、
編み物の学校があったら行きたい、
そんな風に思っていたのです。

でも、大切なのは自分で探って分かること、
気づくこと、なのでは?との思いに行き着きました。

私が人と違う目方向で編むのだって、
その方が手の動きが少なくて、
早く綺麗に編めるから。

このまま自分で進めていけば良いんじゃないの?
技術の習得より、好きなものが編めればそれでいいじゃん。

そう思うようになりました。

もっとも、このところの低温(氷点下25度)や、
吹雪では、編み物のお教室があったところで、
とても出かけられるものではありません。




この一年、目一杯編み物に取り組んで思ったのは、
編み物って Zen(禅)だよね、と。
あるいは「旅」だと言えるかもしれません。

編み上げてそれを着るのは当然としても、
何を編むか、毛糸はどれにするか、
編み目記号やレシピの読解、
それからやっと編み始める。
完成までの長い道のりも、
ひょっとしたら、
それ以前の時間の方が、
長いかもしれません。


Destination(目的地) へ行き着くだけではなくて、
Journey(旅)そのものなのだなあって思います。



あんなに編み物嫌いだった夫も、最近では
「編み物でもすれば?」
なんて言います。
人間、変われるんですね。笑




さて、今年のトリは、「腹巻帽子」です。
放送日前から気になっていたのですが、
毛糸が見つからなくて。

結局、カナダで買える毛糸で編みました。
パトンのソックヤーンと、
ニューブランズウィック州の毛糸屋さんの糸。

頭周り60cm、長さ72cmと、
かなり大きめに作りました。
夫に進呈しようかと思うのですが、
果たして貰ってくれるでしょうか。笑


抜群の暖かさですが、チクチクします。笑


これを2玉使用。作り目140


2018年も、頑張れますように。
よいお年をお迎えください。

2017年12月27日水曜日

キヴィアック(ジャコウ牛の毛)の繊維


ケベック州のファイバーフェアに行った時、
実はキヴィアックの繊維を買ったのでした。

掛け布団を作ろうと思って。


ニョロニョロしてます


フェアの時は、特別価格だったのです。

もうウハウハで帰宅したのですが、
その直後、夫が突発的にドゥヴェ(ダウンの掛け布団)を購入し、
私は作らなくても良くなってしまいました。


紡いで毛糸にすればいいのでしょうけど、
器具もないし、根気もない。笑


それならと、薄手のジャケットに入れてみました。
背中部分、すでにナイロン綿が入っていますけど、
キヴィアックを入れたらどれくらい暖かさが増すかと試したくて。

写真のように広げて、ナイロン綿の上に縫い付けました。




結果:
めちゃくちゃあったかいです!
付けたのは、ほんのわずかの量なのに。

冬場、車を降りて雪の中を歩いても、
背中がじんわりと暖かく、寒さを感じません。
この寒がりの私が。笑

でも、そうなると逆に、モールやお店の中で、
暑いんですよね。

なので、建物へはマフラーなしで入ります。
首回りで暑さ調整。


そんないいとこ取りな感じのキヴィアック繊維ですが、
たった一つの欠点が…。






ウシ臭い…



ほのかに牛舎のかほりがいたします。笑

ま、ジャコウ牛なので、それも仕方ないですが。



思いっきりファブリーズするか、
縫い付け前に一度洗うか、
何らかの処理をする必要ありですね。



おまけ情報:
ひょんなことから、グリーンランドでもキヴィアックの毛糸と
その製品などを買えるというのを知りました。
お店をググりまくったら、販売もしています。

が…。
お値段をみてびっくり!
だって、カナダ製(ケベックの会社)の倍くらいです。

というのも、グリーンランドはデンマークで、
ジャコウウシの繊維などは一旦本国で処理され、
その後グリーンランドで販売する…みたいな理由らしいです。
まあもともとデンマーククローネという通貨が割高なのかも?



2017年12月24日日曜日

段染めトリコロールのイタリア糸で


今年の目標というか、
懸案だった、イタリア製トリコロール糸の消費。

もっとピンクだと思ったのに、サーモン色


アルパカ混紡で、とても柔らかで暖かく、
しかもスルスルと編みやすい糸。

ネットで一目惚れして、
初めて買った毛糸です。

届いたら、写真とは微妙に違う色。
返そうかな…と思ったものの、
あまりの手触りの良さにビビビッときて、
これはもう私のものだ!と。笑

しかしながら、
やっぱり色が…。

この一年、
編んだり解いたり湯のししたり、
一体何度したことか。


まず、エスカルゴ帽子になり、


割とよかったけど、大きすぎ


ルームでマフラーにしようとしたり、

やっぱり色が…


三角ショールにもし、


編み進むに従って、ラインが細くなる…


ベストにもしたけど、
背中の色の出方が嫌い…。笑



まあ納得できたのは、この帽子のみ。
被ってみたらちょっと小さめだったので、
ブロッキングを兼ねて、
濡らしてから丸皿に被せて乾かしました。




半分くらいは何度も湯のしをして編み直していますが、
何しろ13カセも買ったので、
それでもまだまだ幾玉も残っている勘定。

ふとブランケットの写真を見ていて、
ジグザグに流れる模様に目が行きました。

試してみたら、
わりといけそうな感じです。


1玉編んでみて(写真左)、
色が変わるごとに裏編みを入れてみようと思いつきました。

外野には、断然左が良いと言われつつ…


もっと激しく透かし模様にした方が、
色には目がいかないかも?
とも思うのですが。

好きで買った糸も、長く手元にあるとお荷物でしかなく…。
毛糸は編んでカタチにして使ってこそ。
そう思うので。
これで良しとして使います。

糸消費の案件、1つクリアできました。


さて、今夜はイヴですね。
メリークリスマス!



2017年12月21日木曜日

メリノの悪夢


胴体途中まで恙なく編み進んだ、首から編むセーター。

リベンジだから2度目ですが、
なんだかやっぱり気に入らなくて…。笑

メリノ糸って、まるでゴムみたいに伸びるんですよ。

編み模様を変えようと思って、数段解いたんです。
そうしたら、うまく糸が拾えない!

我慢しきれずに、

解いてしまいました。
一旦全部解いて、洗ってから編み直そうと思って。

全く、どうしてこうメリノの毛糸って編み心地が悪いのか。
なぜ糸が伸び縮みする???






それに、手がガサガサになります。
ん〜、ガサガサというのはちょっと違うかも。
チョークを触った後みたいな感触。

これ、木綿糸にもありがちなので、
きっと何か薬品で処理されているのでしょう。

これまでに買ったメリノ糸は、

 デビーブリス(DK)、
 ミラミア(スポーツ、アラン)、
 ローワン(アラン)、

の3社4種類。

ミラミアのスポーツ(細め)糸以外、
全てびろろ〜んな感じです。


羊に罪はないけれど、メリノ糸嫌いになりそうです。


2017年12月18日月曜日

カナダ産アルパカ100%毛糸


オタワ周辺のアルパカファームで買った毛糸、
巻いてみました。
何か編みたい物があるわけでもないんですが、
巻いたら編む気になるかも?と思って。笑


オックスフォードミル近くにあるファームで買った糸。

ちょっと細めで、手触り抜群!


あ、事前に洗いました。
かなりふんわりした感じです。

カセで買った毛糸って、
妙に洗いたくて。笑

特に先日クリスマスマーケットでゲットした糸は、
買った時点で「早く帰って洗いたい!」と思ったほど。

小さい干し草のクズが、それはそれは多かったんです。
洗ったら落とせるよね、と思って。


ヨリと太さが安定していて一目惚れ

実際には、

1 まず洗って落とし、
2 テーブルの上に置いてピンセットでつまみ、
3 カセから糸玉に巻きながら取り除き…と、

3ステップで取りました。

まだ少し残ってますが、
まあ許容範囲かな。

一番高かった糸が、
一番の問題児って…。苦笑


いつものサイトで欧州糸を買えば、
かなり出費は抑えられるんですけどね。
それでもやっぱりオンタリオで生産されたものって、
私にとってはとっても魅力なのです。


2017年12月15日金曜日

非対称三角ショール


ライナスショールや、
エシンメトリカルなど、
いろんな名前が付いているショール。

二等辺三角形というか、非対称な三角形のショールなんです。

直角三角形のショールは解いてしまいましたが、
とあるクラフトサイトの少しだけレース模様を編み込むパターンが素敵で、
試しに編んでみました。


細すぎない?っていう…


いろんなデザイナーさんのビデオチュートリアルを見たのですが、
とーっても細い!

変形二等辺三角にはしたいけど、
細長すぎるのはちょっとねえ…。

2段ごとに、左側で2目増やして、右で1目減らす。

3歩進んで2歩下がる感じ? 笑


これはちょっと、私には向かないかな?と思いつつ、
糸消費にはもってこいな気がして、
まだ諦めがつきません。苦笑



違う毛糸でもやってみましたが、
なんか違う…感が否めません。

思い切って、そのサイトでキットを購入しようかとも思うのですが、
どうせダイアグラムのパターンは付いてこないでしょうし。

自分で編みながら、減らし目の具合を探っていくしかないのかな…。


2017年12月12日火曜日

クリスマスマーケットのハシゴ


師走ももう3分の1が過ぎてしまいました。
今月初めは、オタワでもあちこちでクリスマスマーケットがあったのですけど、
なんだか気が進まなくて、どこへも行きませんでした。

ところが、どこで聞いたのか、
夫がクリスマスマーケットへ行こうと言い出しました。
ケベック州のウェークフィールドという町で、
チェルシーから更に北へ行ったところです。

なんでわざわざそんな田舎へ? 笑

始まるのが土曜日の午後2時からというのですから、
明らかに暗くなってからのイベントがメインなわけですよね。

帰りが暗くなる…と思いつつ。

そーいえば、ご近所のファームでも、
オープンハウスがあるのを思い出したので、
両方へ行くということで、出かけてきました。


まずは、オーリーンズのアルパカファーム。
小雪がちらつく中、結構な参加者がいました。

Wilhaven Ridge Alpacas

寒空の下、アルパカ飼育のレクチャー

アルパカ製品の販売は、
ご自宅の中。
初めて入れていただきました。
迷わず、毛糸2カセを購入!




次はいよいよ、ウェークフィールドへ。

オタワから北へ20分ほどの所にある町です。
ケベック州なのに、なぜか英語の人多し。

外でのイベント、ぜひホットワインとか欲しかったですが、
酒類は建物の中でした。


欧州のクリスマスマーケットの様な飾りはなし


アルパカファームが出店してたらいいなあ〜と思っていましたが、
2軒ありました!

Alpagas Chelsea

Les Alpagas de Willow Lane


どちらもオタワから車で30分もあれば行ける所なので、
暖かくなったら、子連れでファーム訪問も良いかもしれません。


とにかく寒かったですが、
大収穫のドライブでした。


どちらも天然色。アルパカ100%です


2017年12月9日土曜日

首から編むセーター、リベンジ!


春先に一度挑戦して、
結局ショーレットにしかできなかったセーター。

今度は細めの毛糸にして、再挑戦しています。


作り目200。1玉でこれだけ



ヨークだけで3日! さすがに疲れました


身頃は、もうぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐる、
ひたすら同じことの繰り返しで、
こんなに退屈だと思ったことないわ…
というくらい頭がクラクラします。

編み物好きなはずなのに、なぜ? 泣


セーター編むのって、旅だよね〜と思う雪の午後。
いつ帰れるのか。笑

2017年12月6日水曜日

三角ショールの不思議


糸消費作戦その2として、
三角形のショールを編もうと思いました。

真ん中に「スパイン(背骨というか、筋)」がある、直角三角形のショール。

ショールならゲージとり不要で、
サイズも考えなくていいですし。

どんどん糸を変えて続けていけば良いんじゃないの?と、
手持ちのあまり糸をガンガン編もうと単純に思ったわけです。


これを編みたい!と思うショール、
どっち方向から編み進めるのか、
写真を見ているだけでは分からず…。

幸い、無料公開のパターンがあったので、
英語ですがダウンロードしてみました。


でも、どーしても作り目というか、
立ち上がり部分が???状態。

作り目は、たったの2目で、
ガーター編みを9段編む。

そこからどうすれば、三角ショールになっていくのか。

読んでも読んでも理解できず、
やっぱりYouTubeで探してしまいました。

なるほどね〜というスタートアップ。

真ん中に筋が入るので、段数は奇数が基本?

9段編んだら、ここから左方向に目を拾っていけばいいんですって。

パターンやチュートリアルとは違いますが、
拾い目しながら掛け目もして、最初の段から増し目すると、
よりスムーズな直線になると思います。


まだ少し???状態

三角形の底辺は、ずーっと2目のガーター編みが続きます。

ガーター編みのすぐ内側で1目、中央(スパインの横)で1目、
左右で合計4目増し目を1段おきに続けていく。

そうすると、三角形になっていきます。


そーだったのか! 笑

あとは、好きな大きさになるまでひたすら編めば良いわけです。

でも、こういうショールは太い糸でザクザク編むのが正解だと思って、
写真の5倍くらいは編みましたけど、ほどきました。

2017年12月3日日曜日

手作りのスティッチマーカー


とあるチュートリアルのビデオを見ていたら、
目印にする「スティッチマーカー」が要る、とのこと。

普通の丸いプラスチックのじゃダメなの?と思ったのですが、
その人は、自分で作った物を使っていました。
ステキなんです。

私も作りたい!と思わせます。

でも、わざわざビーズを買いに行くのは面倒…。

手持ちのイヤリングを使って、
自分だけのマーカーができるかも?と思い付きました。

あまりにも長らくピアスをしなかったら、
片方だけ耳の穴が塞がってしまいました。

もうピアスとしては使わないけど、
なんとか別の物にして役立てたいですし。


迷わず、一番好きなエッフェル塔のを選択。笑


輪っかもピアスだったもの。歪んだのが幸いしている?



どうして片方だけ?というのが2つも。
元々スティッチマーカーになる運命だったとしか思えない。笑

フックを外すだけで、すぐにマーカーとして使える!



試し編みに使ってみました、エッフェル塔。
ちょっとジャマなサイズ? 笑

そんなことはありません。

パリの手芸屋さんを思い出して、
モチベーションが上がりそうです。

特に毛糸が引っかかることもなく、良好



広瀬さんのチェンネル発見

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