2017年4月28日金曜日

カナダの毛糸製造会社


カナダの毛糸製造会社は、
大まかに分けて3つのタイプがあると思います。

染色にフォーカスしたアート系、
古くからある紡績糸工場系、
飼っている動物から糸を作るファーム系。


西海岸、東海岸はアート系、
東部にはファーム系が集中しているような印象を受けます。
特にオンタリオ州には、アルパカのファームが点在しています。




カナダ西部:

 ブリティッシュコロンビア州  Sweet Georgia Yarns
 アルバータ州  Ancient Arts Fibre Crafts


カナダ東海岸:

 ノバスコシア州  Fleece Artist
 プリンスエドワード島州  MacAusland's Woollen Mills
 ニューブランズウィック州  Briggs & Little Woollen Mills


カナダ東部:

 ケベック州  Cottage Craft Angora
        Willow Lane Alpacas
 
オンタリオ州  Gemini Fibres
        Topsy Farms
        Round House Alpaca Farm
        alpaca tracks t(h)read lightly
                                Cornerstone Farm



トロント郊外には、本当にたくさんのファームがありますが、
オタワ近郊にもアルパカを飼っているところがあるので、
夏になったらショップを覗いてみたいです。


2017年4月25日火曜日

第12作 縄編みでVネックのセーター


使用糸:Wendy RAMSDALE  DK

英国製の羊毛糸で、とても柔らかい手触りです。
太すぎず細すぎず、DKの糸っていいですね。






雄鶏社の本『着やすいニットのワンピースとスーツ』から、
縄編みてんこ盛りのVネックセーターに挑戦!

我ながら、なんて無謀な…と思いますが。笑


手触りが良いので、サクサクと編み進みます。


この色は膨張色ですよね。
もっとハッキリした色の糸の方が良かったでしょうか?

写真で見るとグレーっぽいですが、
実際には茶色系の色です。



編み終えて気に入らなかったら、
解いて違う物に編みなおせばいいかな、と思うのですが。
大作は解くのも大変そう。

まだ編み始めたばかりなのだから、編み直すことは考えないでおきましょう。



春は庭仕事に忙殺されるので、秋までに完成…ということで、
ゆっくり楽しんで編もうと思います。




2017年4月22日土曜日

手編みの友


編み物をする時、
音楽を聴いたり、テレビを見たり、
手を動かすことの邪魔にならない、
あるいは効果的に作業が進むような、
そんな何かがきっと誰にもあると思います。


私の場合、
日本のドラマをYouTubeで見たり、
ネットラジオでクラシック音楽を聴いたり、
夜は夫とテレビを見ながらと、
その時々でいろいろです。

音だけの方が、視覚を邪魔しなくて良いですが。
まだ編み始めの物などは、人間の話し声もダメだったりします。

でも、編み進んだら逆に、
何か音があった方が捗るかもしれません。


手編みに特化して、音楽で作業を捗らせるような、
そんなCDを作った姉妹のニッターさんがいます。

The Savvy Girls Podcast


Podcast でいろんなおしゃべりをしていて、
英語の勉強にも最適。


二人とも本業は別にあるんですが、
いつも何かを編んでいるって、本当にすごいなあと思います。

2017年4月19日水曜日

第11作 かぎ針編みのマーガレット 


激安だったので思わず買ってしまったのはいいけれど、
色が…という紫色の毛糸。


「チクチクしない羊毛」というのがキャッチで、
良さそうじゃない!と思ったのですが。


感覚というのは、そこは人それぞれだな〜と思います。


確かに、柔らかくてふわふわな手触り。
赤ちゃんのブランケットには良いのかもしれません。


でも、なんというか、とても人工的な感触なのです。


マイクロファイバーというのでしょうか、
とても細い繊維でできたパジャマやバスローブがありますが、
あんな感じです。


それに、編みながら、ゴムみたいだ〜と思うくらいよく伸びる。
編みにくいです。笑



買った以上は何か作りたいので、ここはかぎ針編みで
シュラッグに挑戦してみました。

日本では「マーガレット」と言うのですね。
知りませんでした。



思ったより面倒な編み模様で、なかなか編み進めません。
かぎ針編みって、もっとザクザクっと早く編める印象でしたが、
残念ながら私の手が遅いのか、結構な日数を要しました。


出来上がりもまた、ちょっとねえ…な結果。

モンゴル相撲の人が着ているようなモノになってしまいました。



襟ぐりだけ編みなおそうかと、フリルの部分のみをほどいて、
未だ未完のままです。


ふわふわの毛糸を再生しようと蒸気にあてたらどうなるか。
とっても心配なので、全部ほどいて他の物を編むよりも、
やっぱり襟ぐりを大きくしたほうが得策かもしれません。

暖かくはなさそうなので、春か秋のシュラッグでしょうかね。

秋になったらやる気が出ることを祈りつつ。




追記:ボディに着せてみたら、益々モンゴル相撲の上着のよう…



2017年4月16日日曜日

ヨーロッパの毛糸を試したくて


この春は、英国の会社に結構まとまった量の毛糸を注文しました。

毎回のオーダーは、送料が無料になる程度の金額で。
あまり一度にたくさん買っても、どれから編むか悩むと思うし、
クレジットカードの決済レポートに大きい金額の表示を避けてのことです。


この会社、初回の注文は15%オフ、
何かにつけてセールを実施します。
クリスマスだ、イースターだと、
イベントごとに割引があるほか、
突発的に限定糸だけ安くなるフラッシュセールもあり、
編み物好きにはたまらないサイトです。


不思議だなって思うのは、
英国の消費税も、カナダの消費税も徴収されないこと。

通常の価格設定がカナダより低め、
イベントごとに割引価格で、
75ドル以上買うと送料無料。

大丈夫なんでしょうか?



田舎暮らしだと、一番近い店まで出向くのだって
時間とガソリンがかかります。


あれこれ思うと、
クリックだけで自宅まで届けてくれるなんて、
利用しないテはないんじゃないかと思えてきます。


何より、カナダでは買えないヨーロッパ各国の毛糸が豊富にあって、
色や糸の種類を見ているだけでも楽しいのです。

この糸で何を編もう…と想像すること、
糸に関する様々な英単語の理解、
その毛糸が生産される国の様子を想像したり。

あの編み図にはこんな色の糸、何個買ったら幾らになるなど、
電卓片手に計算するのも、ボケ防止には大いに役立つかも?

そんなこんなをしながら、結局買わないことも多々あるのですが、
プロセスが楽しくて。



Love Knitting


2017年4月13日木曜日

かぎ針編みでイースターエッグ&ヒヨコ作り 


日本人のかぎ針編み作家・ミータングさんのビデオを見て、
私も作ってみたくなりました。


ビデオを見ながら、サクサクと編み進めるのって、
楽しくて良いですね。



編みぐるみのヒヨコと、
それを入れる卵です。

ヒヨコは純毛の残り糸ですが、
卵は硬さが欲しかったので、木綿糸を使いました。


小さいものって、結構作るの大変なんですよね。
特に球状のカタチをしたもの。






ヒヨコの詰め物は、
残り毛糸。

糸始末をして切った、いわばゴミですが、
捨てずにまとめて取ってあるのです。


ちょうど、今週末がイースター。
これをあげる子どももいませんが、
私はこういうのも作れるって、
ちょっと誰かに自慢したい気分です。笑


こんなカワイイ編みぐるみを作品として世に出すのに、
作家さんは何度も考え、編み直しているのでしょうか。
無料で作り方ビデオを公開してくださって、ありがとうございます。


2017年4月10日月曜日

手編みの効用 


とあるブログに、編み物をする4つの効果が書かれていました。

1 摂食障害の緩和
2 慢性的な痛みの緩和
3 記憶障害、認知症の軽減
4 鬱の緩和、不安を除去、燃え尽き症候群の緩和

などの可能性があるのだと。
それぞれの患者さんに、編み物をしてもらって変化をみたとのことです。


また、別のサイトでは、編み物には「瞑想」としての
役割や効果があるとも書かれていました。



英語ではよく「Me time」というのを聞きますが、
一人になる時間を作って、静かに何かに集中するというのは、
大切なことなのかもしれません。



私は周りの人に、「編み物は Zen だよ」と言うのです。
Zen とは日本語の「禅」ですが、仏教とは無関係ながら、
静寂の中に平安を求める意味で使っています。



また、編み物に集中すると両手がふさがるため、
間食を避けることができて良いですよ。



そして、頭の体操として最適なように思います。
いつ、どんな時季に何を編むのかから始まり、
ゲージの目数から全体の目数を計算したり、
より効率的な編み方、美しく仕上げるコツ、
諸々を考えるのは、頭の体操として最適です。



他にも、手を動かすことは直接的に脳を刺激するそうですから、
編み物をすると脳の活性化に役立つのではないでしょうか。



少しずつ編み進めないと出来上がらない事ですから、
忍耐力を養うのにもってこいなのではとも思います。



良いことばかりを書きましたが、
もちろんずっと座りっぱなしでは血の巡りが悪くなりますし、
肩や首のコリ、運動不足だけではなく、
手が腱鞘炎になってしまうかもしれません。


バランスよく、効果的に編み物の時間を作り出して楽しむ…。
それが一番大切なことかもしれません。

Happy knitting!

2017年4月7日金曜日

ノロヤーンで何を編めばいいのか  


先月、送料無料の金額合わせのためもあって、
野呂英作の糸を買ってみました。


「希望」という名がついています。

ラベルに日本語が書いてあって、
なんだかとても嬉しくなってしまいました。

青系のグラデーションにオレンジ色が少し混じった、
なんとも個性的なコットンの糸です。



試しに少し編んでみましたが、
私はどうも段染めの糸は苦手かもしれません。
こんなに主張の強い糸で、一体何を編めばいいのでしょう?






まだ十代の頃だったと記憶していますが、
とても高級で面白い毛糸を製造販売している会社があると、
どこかで聞いたことがありました。
今から思えば、ノロヤーンのことだったのでしょう。



野呂英作の本社は、愛知県一宮市。
一宮といえば、繊維で栄えた街です。
周りの人々がガチャマンと言われ服地の生産をして繁盛している中、
誰が買うんだろうと思うような、高くて個性の強い毛糸を作って売る。
かなりの変り種というか、変人だったのかもしれませんね。



現在は、海外でとても人気があるようです。
カナダでも、編み物をする人でノロを知らない人はないかも。
毛糸専門店には必ず置いてありますし。



試し編み後、巻き直しました。





まだまだ私には難しすぎる糸ですが、
いつかノロヤーンで何か素敵なものを編んでみたいです。

それまで私を励ましてね、ノロくん!


2017年4月4日火曜日

毛糸の太さあれこれ


日本語だと、毛糸の太さは細いものから順に、

 極細  Lace
  ↓
 合細     Light Fingering
  ↓
 中細     Fingering
  ↓
 合太     Sport
  ↓       DK
 並太     Aran
  ↓      Worsted
 極太     Chunky
  ↓    
 超極太  Bulky
             


といった具合に太くなっていくのでしょうか。



英語で毛糸の太さと目数、使用針などを表にしたら便利かな?と、
自分で作ってみようと思ったのですが、実数を探しているうちに、
表になっているものが見つかりました。


Yarn Weight



サーチの発端は、バルキーとチャンキーでは、
どちらの糸の方が太いのか?と思ったからなのです。


サイトによっては「チャンキー(Chuky)」が割愛されている場合もあり、
ちょっと混乱していました。



日本の編み物の本にある作品をこちらの毛糸で編もうと思ったら、
日本での糸の太さ区分がこちらでのどれに相当するのか、
熟知していないと、最適な毛糸が選べません。

また、使用毛糸の某をいく玉(何グラム)、という表示が多いのですね。
毛糸の太さの違いだけでなく、針の違いも把握していないといけません。

なかなか面倒ですが、毛糸買いに失敗しないよう、
しっかり学び、十分気をつけて購入したいと思います。




2017年4月1日土曜日

第10作 春のショール、完成! 


ちょっと大きいものに挑戦したいけど、
セーターはまだ難しいかな?と思い、
まっすぐ編み進むだけでいいショールにしました。


思いの外、時間がかかってしまいました。
大きいから当たり前?


紫色の多色グラデーションにするつもりでしたが、
あまりいろんな色を使うとうるさい印象になる、
というのがわかりました。

濃い紫、薄紫、ピンク紫、
という3色で落ち着きました。

濃淡紫の部分は2本どりです。
両端分に分けるため、毛糸の分量を計ったのでした。

ピンク紫の部分は、モヘアの糸と2本取りです。
シルク混紡のモヘアなので、じわ〜っと暖かいのを期待。







夜のお出かけの時に使いたい気がしますが、
そんな機会があるのかしら。

広瀬さんのチェンネル発見

YouTubeのお薦めに、 広瀬光治さんの動画が上がってきました。 『広瀬光治のあみものワールド』 即見です。笑 なつかしい〜! 初回のライブ配信では、 ご自身の経歴を話されていて、 初めて伺うことばかりで、聞き入ってしまいました。笑 『おしゃれ工房』の話もされています。 番組名...