2017年7月9日日曜日

ピーマ、エジプト、海島綿 


世界の高級木綿三大産地は、
南米、エジプト、カリブ海方面とか。

産量的には、インドや中国が多いような気がしますが。

南部アメリカの綿花栽培、奴隷映画で見た強烈な印象があります。
今でも生産量は世界上位に入っているようです。
(2009年は世界第3位。by National Cotton Council of America)



ちあぱい作りに Knitted Knockers で推奨している木綿糸は、
ピーマ・コットン。

アメリカの会社「キャスケイド(Cascade Yarns)」の、
Ultra Pima は、100%ピーマコットンです。

ピーマというのは、南米(特にペルー?)の先住民族の名前とかで、
キャスケイドの糸もペルー産。

あいにく肌色がなくて、
生成色のパトン、
焦げ茶色のローワンを購入しました。



各50g(1.75 oz)約120m(131 yds)



綴りは違いますが、パトンもローワンも「グレース」という名前。
 glace = 艶のある、艶出し仕上げした
 grace = 優雅、上品、優美な
という解釈で良いのでしょうか。


どちらの糸も、キャスケイドのより若干細めで、
かぎ針編みに向いているように思います。
ハイブリッドちあぱい作りに最適です。


パトンはマケドニア製、
ローワンはハンガリー製、両方ともヨーロッパの糸です。
使用した木綿の生産地はどこなのでしょう。



木綿は繊維の長さでグレードが決まるそうで、
ピーマやエジプト、シーアイランド(海島)綿などは、
長いものだと8cm近くもあるのだそうです。

艶があって、肌触りが良いものが最高級、
キャスケードの糸は、光沢があって柔らかいです。



100g(3.5 oz)約200m(220yds)



シーアイランドというのはどの辺だろうと思ったら、
西インド諸島(カリブ海)の島々のことでした。


木綿は、暖かいところで採れるのですね。



そういえば、エジプトで昔、木綿糸を買ったのです。
ナイルデルタの中央あたりで、
綿花が栽培されています。

カイロに住んでいた頃、友人が綿の採り入れを手伝いに行ったそうで、
とても羨ましかったのを覚えています。

ハーンハリーリ・スークの奥の方、
地元の人で賑わう界隈に糸屋さんがあって、
迷わず買ってしまいました。

あの糸も、艶があって柔らかいです。

夫の出張中にサマーセーターを編んだのですが、
まだ糸が残っています。
一体何カセ買ったんでしょう、私。


残念ながら、読めません


首と袖口が不安定…



木綿の糸は伸縮性がなくて編みにくいですが、
頑張ってたくさんのちあぱいを作りたいです。



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